今回は、療育関連の書籍を紹介させて頂きます。
『育てにくい子にはわけがある 感覚統合が教えてくれたもの』では、感覚統合の観点から困りごとへの対処方法の道しるべが記されています。
作者の木村さんは、アメリカの作業療法士であるエアーズという人物の感覚統合に対する捉え方をもとに、感覚統合をこんな風に言い換えています。
「脳に流れ込んでくる様々な感覚情報を交通整理する脳の働き」
例えば、椅子に座らず立ち歩くお子さんについて、「平衡感覚(揺れたり、体を真っすぐに保つ感覚)」の交通整理がうまくいっていないから動きたくなるんだろうと考えます。
☹「なんで座れないの?」と怒ったり嘆くのではなく
☺「揺れる感覚が欲しいんだ!」
ということが分かれば、対応も変わってくると思います。
この本の中では、いくつかの事例からどのような感覚に対する交通整理が上手くいっていないかを検討しています。
それぞれの対応策と成功事例が載っているので、気になる方はぜひ書籍貸し出しシステムをご利用くださいね。
それでは、次回の投稿もお楽しみに!